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2000年12月18日

篠山市人権・同和教育研究協議会
 会 長   倉 垣  久 様
                       篠山市同教、財政に関する審議会
                       審議会会長  田 中 秀 夫

       篠山市同教、財政に関する審議会答申

 さる12月12日、篠山市人権・同和教育研究協議会会長 倉垣 久氏より、篠山市人権・同和教育研究協議会(以下「篠山市同教」という。)の財政に閑する今後のあり方について、諮問されました。
 篠山市は、兵庫県下でも2番目の広域的な面積を擁しており、259地区にのぽる自治会組織が存在しております。過去旧町毎に自治会組織での住民による人権・同和学習が推進され、差別の解消と人権意識の向上に多大の成果を生んで来たことは、誠に喜ばしいところであります。
 とりわけ、それぞれの旧町では、国民的課題である、部落差別をはじめとして、あらゆる差別を解消し、人権尊重の町づくりのため、一世帯毎の会費納入(篠山、西紀、今田)、あるいは世帯内の複数会員登録制(丹南)により、それぞれ会費を納入し、2000年度まで、組織の財源とされて来ました。
 しかし、篠山市同教として統一された中において、各支部毎の会費納入方法、金額に著しく均衡を欠くことは、市民間においても、いたづらに疑問を生じさせることとなり、早急に均衡を図る必要があると思慮いたします。同時に会費収入が多い支部には、市よりの委託金支給が低額となるという不均衡が生じることとなり、そのまま放置することは適当ではないと判断するものであります。
 こうした観点から、委員一同、2回にわたり、慎重審議の結果、以下のとおり答申いたします。
 特に篠山市同教役員におかれては、今後市民の理解と協力を求め、21世紀を人権教育、社会啓発の一層の充実を図り、人権尊重のまちづくりが速やかに実現することを期待いたします。
                         記
1、食費納入の方法
 世帯1名以上の加入をお願いすることと

2、会費の額
 1人あたり  300円とする。
なお、審議会の中での意見についても付記いたします。
 ◆将来の全市的な観点から考える必要がある。
 ◆理念としては、個人ごとの会費を自覚する中での納入が望ましいが、他の支部では、まだまだ困難な面があり、個人会費では会費が集まらないことが危ぐされる。
 ◆世帯会費であっても、あくまで自分自分の問題であるとの意識づけからも、各自治会毎に十分説明して、納得され納入されることが望ましい。
 ◆世帯毎に集める方が、予算計画が立てやすい面がある。
 ◆地域によっては、村で会費を出している所があり、会員であることが認識されていない。また年間の協議費の中から年度末に引き落としとなっており、趣旨が浸透していない面がある。十分な説明が必要だ。
 ◆会費の集金の際に会費の意味を説明されることが大切である。
 ◆今まで丹南支部の皆さんには、多大のご負担をいただいてきた。支部役員から改定のための説明をされたい。
 ◆今後篠山市同教役員会、支部役員会で答申を報告し、承認されるよう取り図られたい。
                                        以 上


篠山市同教財政に関する審議会
審議会会長 篠山支部代表  田中秀夫
委 員 名 奥山富雄
西紀支部代表  宇杉 孟
           川崎 繁
丹南支部代表  波部 忠
前川 稔
今田支部代表  松山 弘
藤本政利