日本基督教団(にほんきりすときょうだん)について
16世紀の宗教改革にはじまるプロテスタント(新教)の流れをくむキリスト教の教派(グループ)です。
日本におけるプロテスタント・キリスト教の歴史は、1859年に来日した外国宣教師の活動にはじまります。
その後、欧米のプロテスタント宣教師たちは競って日本に伝道を開始しましたが、多数の教派が並立する本国の状況をそのまま日本に伝えたため、日本においても多くのプロテスタント系教団が併存することとなりました。
1941年、宗教団体法の実施をうけて、30余りのプロテスタント教派が合同して「日本基督教団」が成立しました。
戦後、いくつかの教派がふたたび独立しましたが、合同前の教派伝統をのりこえてキリスト教を日本に宣教することをめざし、日本最大のプロテスタント教会としてこんにちに至っています。
日本国内におけるキリスト教伝道のほか、教育事業、社会福祉活動、平和運動など、現代社会の様々なことがらに対してキリスト教の立場から積極的に取り組んでいます。
2001年3月31日現在、日本全国に1,730の教会・伝道所を擁し、総信徒数はおよそ19万8千人です。
大阪教区について
それぞれの地域にある教会・伝道所が協力して伝道を行うための区分として、日本基督教団では全国を17の「教区」に分けています。
日本基督教団発足時、近畿2府4県は「近畿教区」となりましたが、1946年、近畿教区は「京都教区」「兵庫教区」「大阪教区」の3教区に再編されました。
大阪教区は大阪府・奈良県・和歌山県をその区域とし、2002年3月31日現在、148の教会・伝道所があります。
地域における伝道のほか、多方面にわたる専門委員会を設置して教育・福祉・社会活動等に貢献しています。
また、キリスト教主義学校・社会福祉団体との連携、他教派・他宗教との対話と協力を行っています。